
2016年、B3の秋学期を通して制作した。「殺陣」とは、時代劇などに見られる剣術パフォーマンスを指す。近年では、真剣の代わりに模造刀が現場で使用されるが、役者との接触事故が相次いでいる。この研究は、模造刀と人体、模造刀同士との近接を判定し、役者に対して接触の危険性があることを振動で伝えることを目的としている。手法としては、模造刀とArduino Microを繋いで、刀それ自体が導電性のあるものに近づいた際、静電容量センシングにより、近接判定を行う。模造刀が人体に近すぎたとき、即ち、静電容量値がある閾値より高くなった際に振動モータが作動し、警告を鳴らす。